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PHPとは
投稿日:2015-01-12 02:11:17
PHPとは
はじめに、PHPそのものに対する理解を深めていきましょう。 PHPとはどのようなものでしょうか?その特徴やポイントについてしっかり理解しましょう。
PHPの概要
PHPとは、Webアプリケーション開発に適したスクリプト言語です。 正式名称は「PHP:Hypertext Preprocessor」ですが、一般的に「PHP」と省略して用いられます。 ところで、PHPと言う名前は、「Personal Home Page」の頭文字に由来しています。 ここから動的なホームページを素早く作成するための個人的なツールから出発していることがわかります。 今では、個人的なツールだけでなく、世界中の大企業もPHPを採用していますが、動的なWebサイトを素早く構築することができるので人気があります。 すでに、多くのWebサーバにPHPがインストールされており、個人サイトからYahoo!のような大手企業のサイトで採用されています。 ブログ、SNS、携帯ゲームなど多くのWebアプリケーションの開発でPHPが利用されています。
PHPの特徴は?
Web開発のためには、Perl/Ruby/Java/VB/C#など、ほかのプログラミング言語を利用することもできます。 しかし、ほかの言語ではなく、あえてPHPを使いたいと思う理由があります。PHPの最大の特徴をあげるとすれば、それはWeb開発に特化しているということです。 PHPがこれだけ多くのWebアプリケーションの開発に使われているのは、次のような理由があります。 ■ HTMLと親和性が非常に高いこと PHPの構造は、Webページの記述言語であるHTMLとの親和性が高いものとなっています。 PHPのプログラムは、HTMLの中に埋め込むように記述することができます。「<?php」から「?>」までの間にプログラムを記述し、それ以外の部分には自由にHTMLを書くことができます。 ■ Web開発のライブラリが充実していること PHPはWeb開発用のライブラリが非常に充実しています。 データベース連携や、メール送信などのネットワーク昨日、XML処理、画像生成、PDFやWord/Excel文書の読み書き、AmazonなどのWebサービスとの連携ライブラリなど、便利なライブラリを多数利用できます。 特に、Webサービスを開発する上で欠かせないデータベースとの連携は、目を見張るものがあります。 Mysql、PostgreSQL、Oracleは当然のこと、ODBC経由での接続にも対応しています。 加えて、これらのデータベースを利用するためのライブラリも用意されています。 ■ 中規模以上の開発で必要な仕組みがあること 多くのプロジェクトがPHPを採用するには、オブジェクト指向が利用可能なことや、中規模以上の開発で威力を発揮するMVCフレームワークなどの機構がしっかりと整備されているこということがその理由です。 ■ オープンソースであること PHPはオープンソースのライセンスを採用しており、商用利用・個人利用を問わず、誰でも自由に無償で利用することができるのも特徴です。 なのでライセンス料やロイヤリティーも不要です。そして、そのソースコードも完全に公開されています。 ■ インタプリタであること PHPはスクリプト言語に分類されています。 スクリプト言語は、インタプリタ方式で実行されるものが多く、C言語やJavaのように実行可能ファイルにコンパイルする必要はありません。 そのため、PHPの実行環境とテキストエディタさえあれば開発を行うことができますし、瞬時にプログラムの実行結果えお確認することができます。 ■ その他 その他の特徴としては、言語構造や標準関数の名前がC言語に近いことも挙げることができます。 また、サーバで動かすWeb開発以外にも、コマンドライン上でバッチ処理を動作させることもできます。 特に、Cronを使用して一定間隔でスクリプトを実行させて、システムのメンテナンスに利用することも珍しくありません。
動作環境は?
動作環境も、LinuxやFreeBSDなどのUNIX系システム、Windows、Mac OSなどの主要なOSをサポートしています。 そして、WebサーバのApacheやIISなどの主要Webサーバのモジュールとして動作する機能が提供されています。 そしてOSの固有機能を使わなければ、どのOSでも同じプログラムを動かすことができます。